月間乗降客7人の無人駅「肥薩線大畑駅」★絶品フレンチレストラン「LOOP」堪能! [ 2019春 鹿児島熊本&JR九州]
ループ線とスイッチバックがある無人駅、肥薩線の大畑(おこば)駅にある、囲炉裏キュイジーヌ「LOOP」に訪れました。
旧保線詰所を改装して2018年にオープンした、フレンチレストラン。
シェフは、フランスや銀座などで腕を磨かれてきた方で、人吉球磨の食材にこだわり、炭火でじっくり焼いたお肉や、新鮮野菜を使ったお料理が楽しめます。
大畑駅は無人駅で、かつて月間乗降客が7人の駅だったそうですが、今やレストラン利用者が月間700~800人にのぼるのだとか。
列車は1日に上下3本ずつしか電車が来ない為、多くのお客様は、車で訪れるそうですが(駅を利用しないのは残念ですが)
山々に囲まれた細い道に、畑が広がるようなところを通って行かなければならないので、道案内の問い合わせは多いのだそうです。
実際に行ってみるとそれも納得。。
今回はランチコースを、スケジュールの都合上、1時間という短い時間で頂きました。
店内は、中央にキッチンを囲むような形で、21席。
広くはないですが、線路側がガラス張りとなっており、陽の光が注いで開放感あります。
トッロシャルドネ
では早速飲み物から、私は白ワインを。
ほかにも、球磨焼酎や熊本地酒のほか、お料理に合う飲み物を多数ご用意。
ノンアルコールでは、不知火(デコポン)100%ジュースなど色々あったので、飲めない方も楽しめそうですよ。
ランチメニュー
メインのお肉は選べますが、その他のお料理は共通。
また、使用する食材は3か月ごとに変わるそうなので、季節ごとに訪れると、また違ったお味が楽しめそうです。
「球磨川ほとり野菜」ともち麦と生ハムのサラダ
サクサクもちもち、食感も楽しいし味わい深い。器が大きくボリュームアリ。
「球磨川ほとり野菜」と季節野菜のパフェ
生まれて初めて食べた、野菜だけで作られているパフェ。
彩りもきれいだし、シャキシャキ!ひんやり!
つぼん汁 ループ風
「つぼん汁」とは、熊本県人吉・球磨地方の郷土料理で、野菜などをいりこのだし汁で煮て、醤油などで調味した具だくさんの汁物のこと。
ほっとするお味です。
「LOOP」はセンターキッチンなので、ライブ感も楽しめるのがポイント。
料理が出来上がる過程は、見ていて楽しいですね。
黒毛和牛「和王」と「球磨の黒豚」
メインのお肉は、量は多くないものの、どちらも柔らかくてジューシー。
出来上がりはレアなので、赤みが気になる方は言ってください、とのことでしたが、むしろちょうどよい焼き加減で最高。
こんなにおいしいお肉食べたら、ほかでお肉食べられないというくらい美味しくて。
添付のパンも、超絶もちもちで美味しかったんですが、この後に出てくるデザートを制覇したく、泣く泣く半分、残してしまいました涙
(単品)いちごの給水塔パフェ
別料金のパフェも、オススメとの事で頂きました。
上部がイチゴのアイスでさっぱり、下の方が甘いムース(チーズクリームやいちごババロアなど)で美味。
見た目よりも食べ応えがあるので、コース料理の後なら2~3人でシェアしてちょうど位かと思います。
最後が甘いので苦労したけど完食。底の方にもヨーグルトとか、さっぱり系があるとよかったな。
水源地 珈琲
レストランの横には、明治の開業当時のまま給水塔があるのですが、これは大畑駅が蒸気機関車の為の給水所も兼ねていたからだそうです。
いちごのパフェも、珈琲も、給水塔にちなんだネーミングですね。
今回特別に、野外でコース料理の写真を撮らせて頂きました。
失礼ながら、こんなに素敵なレストランだとは思っていなくて、食事が終わる頃にはすっかり「LOOP」ファン。
この内容でこのお値段なら、とてもお値打ち!
大畑駅は「桜の美しい駅」に選出されているそうなので、今度は桜の季節に訪れてみたいです。
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